冷凍食品仲卸業者「やまいち冷凍」 賞味期限を2〜3年改ざん…神奈川県横浜
横浜市保健所は28日、金沢区の冷凍食品仲卸業者「やまいち冷凍」(吉田友紀社長)が、
飲食店などに販売した2種類の冷凍食品の賞味期限を改ざんしていたとして、食品衛生法に
基づき、これらの製品を販売禁止にしたと発表した。市保健所が検査した結果、細菌数など
の安全基準は満たしており、健康被害は報告されていないという。
同保健所によると、同社は2005年から07年にかけて、賞味期限表示のインクを薬品
で消すなどして、「フライドスイートポテト」(中国製、500グラム)の賞味期限を05年
10月28日から08年10月29日に、「むき枝豆」(同、1キロ)の賞味期限を07年
11月25日から09年11月7日に書き換えた。販売数は確認できないという。
保健所に対し、吉田社長らは「余った製品を売り切るため、05年から07年ごろまで別
の製品でも書き換えをしていた。その後、食品偽装が問題になったのでやめた」と話してい
るという。
同社は、市中央卸売市場南部市場(金沢区)で営業し、食品業者などから仕入れた製品を
飲食店などに販売している。市場を指導する市経営支援課は「改ざん期間が長く、悪質性が
高い。営業停止処分も検討する」としている。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kanagawa/news/20081029-OYT8T00044.htm