【東京大学】禁止されている水銀系農薬使用米 当初発表よりも約3・6トン多い約9トン
東京大大学院農学生命科学研究科付属農場(東京都西東京市)が水銀系農薬を実習用コメの栽培に使い、
収穫米を販売していた問題で、東大は25日記者会見し、販売量は当初発表した約3・6トンより多い、
約9トンとみられると発表した。
学内調査で、1997−99年の3年間に同農薬を使用したコメの栽培面積が、当初想定の約30ア
ールではなく約70アールと判明したため。
だが、今年同じ方法で栽培されたコメを含め、同農場で今年収穫した野菜・果物計18品目と井戸水
を外部の専門機関で調べたところ水銀は検出されず、安全上の問題はないとみられるという。
このほか同農場などで、2005−08年に行われた研究用コメ栽培でも、2件の種もみ消毒に水銀
系農薬が使用されていたことが新たに判明。使用教職員は計4人と分かり、東大は処分などを検討している。
http://www.47news.jp/CN/200810/CN2008102501000406.html