震災復興へ元気発信 一関・厳美町で大収穫祭
岩手・宮城内陸地震で被災した一関市厳美町の農家や飲食店による「いつも元気だ!厳美街道 R342秋の
大収穫祭」は19日、同市厳美町の本寺生活改善センター周辺で開かれた。野菜やイワナなど地元特産品が
販売され、来場者の人気を集めた。もちの振る舞いや地元中学生による伝統芸能の披露も行われ、地区が
活気に満ちた。
国道342号沿いの道の駅厳美渓や産直、イワナ料理店など10施設が出品。震災復興のために力を合わせた。
新鮮な秋野菜やキノコなどが豊富に並び、地元農家が食べ方を説明しながら売り込んだ。
夫婦で訪れた同市の佐々木守夫さん(63)は「農家の皆さんは明るい。野菜を買うことが励ましになれば」と
ハクサイなどを買い求めた。
会場ではつきたてのもちや芋の子汁が振る舞われ、本寺中の生徒が伝統芸能「鶏舞」を披露。鮮やかな衣装の
生徒14人がはつらつとした舞を見せた。
神楽委員長の清水上起也君(3年)は「今年は地震があったけれど、自分たちの地域の元気を伝えようと思って
踊った」と汗をぬぐっていた。
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