08年度上半期ゲーム機:販売数はPSPが1位に DSは前年比37.1%も「問題なし」
エンターブレインは17日、08年度上半期(4〜9月)のゲーム機販売数を発表した。1位は携帯ゲーム機
「プレイステーション・ポータブル(PSP)」の約158万台。ニンテンドーDSは前年同期の約354万台から
約131万台に急落した。エンターブレインの浜村弘一社長は「これまでの売れ方が異常だったためで、問題ない。
カメラや音楽再生機能を搭載した『ニンテンドーDSi』の発売で新規ユーザーにアプローチでき、累計3000万台も狙える」との見方を示した。
PSPの躍進について、浜村社長は「『モンスターハンター』シリーズの発売以降、他の続編ゲームが活気付いた」と分析。
特に無線通信のゲームで協力プレーの楽しさを覚えたユーザーが市場を支えていると指摘した。DSの低迷については、
ブームを支えた「脳トレ」などの学習、実用系ソフトの売り上げの落ち込みにあるとした。任天堂以外の多数の
ソフトメーカーが学習、実用系ソフトを開発したが、ソフトの設計方法やゲームファン以外の一般ユーザーに
向けての広告投下が不十分で苦戦したと結論付けた。打開策については、09年3月発売予定で、「500万本は見込める」
という「ドラゴンクエスト9」、11月発売の「ニンテンドーDSi」の登場を挙げた。
http://mainichi.jp/enta/mantan/news/20081017mog00m200073000c.html