「つけ爪」で化膿、黒カビ…被害相談が急増
国民生活センターは16日、プラスチック製の人工爪を専用の接着剤などで爪の上に
はり付ける「つけ爪」に関する被害相談が増えていると発表した。
同センターによると、つけ爪の相談は1998年度以降、今年10月1日までに計38件。
特に、ネイルサロンや自分でつけられる専用材が増えた2006年度以降の相談件数は、
半数を超える20件になる。
相談内容は、ネイルサロンでつけ爪をした2日後から指が腫れて化膿(かのう)した、雑
貨店で買ったつけ爪用の接着剤1滴を足にたらして指先大のやけどを負ったなど。爪と
人工爪の間に黒いカビが発生したという相談もあった。
同センター危害情報室は、ネイルサロンの開業や施術に規制がないことや、接着剤の
成分や注意表示が義務づけられていないことがトラブルの背景にあると指摘。消費者に
も、「使用方法を確認し、施術後の衛生管理もしっかり行ってほしい」と呼びかけている。
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20081017-OYT8T00458.htm