イラン最高指導者「金融危機は資本主義の終えんであり神の懲罰」
金融危機は「資本主義の終えん」=イラン最高指導者
イランの最高指導者ハメネイ師は15日までに、米国が発信源の金融危機について、
危機は資本主義の終えんや自由民主主義の失敗、神の懲罰を意味するものであり、
イランの政治モデルの優位性を示していると述べた。
同師は13日、マルクス主義は崩壊し、現在では西側の自由民主主義に亀裂が入る
音が聞こえていると語った。アハマディネジャド大統領も14日、ハメネイ師に同調し、
金融危機は資本主義の終えんを意味していると断言した。
同大統領は、これまでも西側の価値観を批判してきたが、現在の金融危機に乗じて
自説の展開を活発化させている。というのも、親米アラブ諸国の株式市場では
金融危機に伴って株価が大きく下落したが、西側経済とは切り離されたイランの
株式市場は危機の影響を受けていないからだ。
イランの新聞も、現在の金融危機は過度な自由主義に原因があるとの論調を展開している。
時事通信2008年10月16日(木)07:30
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-AFP019681.html