◆◇◆____スレ立て依頼所____◆◇◆

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113 社会保険庁職員(福島県)
112はソースが抜けてしまいました

スレタイ ワープアが態々『蟹工船』を買うのかな。だってネットでただで読めるんだもん

共産党が、人気だそうである。格差社会化や『蟹(かに)工船』ブームの影響もあり、新規入党者が約1年で1万人を超えたとか。
同党元参院議員の筆坂秀世が、『正論』で、この現象について書いた。
同誌で以前、『蟹工船』ブームの背景に、共産党の深謀遠慮があるかのような記事が載った。筆坂は、まずそれを否定する。
一部には同党をソ連や北朝鮮のような謀略性に富んだ組織と見る人もいる。
だが、同党に、そこまでの計画性も構想力もなく、<ブームに押っ取り刀で馳(は)せ参じたというのが実状だと思う>。
しかも、新規入党者のうち、若者は2割という。若年層ばかりが入党しているわけではない。この点を『文芸春秋』でジャーナリストの奥野修司がリポート。
奥野が共産党の街頭演説や映画会で見た人も、9割方が60代以上だったとか。
しかも、党費を払っていない党員が全体の3分の1。党の決定した方針を読む人も3分の1だけという。
ただし、これらは党員の質の低下というより、貧しい党員や居場所を求めて入党する人が増えたことによるもののようだ。
ところで、フリーライターの赤木智弘さんが「ワーキングプアが、ネット上で全文をタダで読める『蟹工船』を、わざわざ文庫本で買うだろうか」と語っていた。
国際日本文化研究センター教授の井上章一も、『諸君!』で似た指摘。『蟹工船』読者は<まずしくとも、時間にゆとりのある人であろう>。
また、共産党などは、人々の不満が減って、<自分たちの存在意義がまったくなくなるのも、せつなかろう。
やはり、活躍の場もほしいと思うのが、人情である>。
同党前議長の不破哲三が、『蟹工船』が共感される現状を、「うれしい」と表現したことをひき、<正直な人である。たぶん、いい人なんだろうな>。
『諸君!』でもう1本。評論家、浅羽通明の共産党論。
浅羽は、以前の『戦争論』(小林よしのり著)ブームや今の『蟹工船』ブームを、いわば<大衆消費社会の気まぐれ>とする見方を提示した。
(以下略)
http://mainichi.jp/enta/art/news/20081015dde018070058000c.html