米マイクロソフトは、ニューヨーク大学やコロンビア大学と共同でゲームを
教育に活用するための研究機関を設立すると発表しました。
「Games for Learning Institute」は11〜13歳の生徒を対象に、理数系学科における
ゲームの教育活用を研究する組織。ゲームのどういった部分が学生の興味を
引くかリサーチを行った上で、新たな教育プログラムを開発するとしています。
「ゲームなどのテクノロジーで育った世代は、インターネットを検索やコミュニティの
構築に利用することには長けているが数学と科学に関する関心が低下している」
とするのが「Games for Learning Institute」の見解。「11〜13歳のミドルスクール時代は
理数系にとって重要な時期だが、多くの生徒が落胆し無関心になってゲームに
没頭するようになる。ゲームは彼らを理数系に引き入れる出発点であると考える」との
コメントがプロジェクトに参加する
ニューヨーク大学のKen Perlin教授から発表されています。
ゲームを教育に活用する「シリアスゲーム」という考え方は欧米で
ムーブメントとなっていますが、「Games for Learning Institute」は予算300万ドル
(約3億円)の一大プロジェクトととなっており、その成果が期待されるところです。
ttp://www.inside-games.jp/news/315/31546.html