サントリーが来春から10円値上げ 缶飲料=130円、ペットボトル飲料=160円に 他社も追随する模様

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<日経>◇サントリー、自販機の清涼飲料10円値上げ 11年ぶり来春メド

 清涼飲料2位のサントリーは7日、来春をめどに清涼飲料を値上げする方針を固めた。自動販売機で120円の缶入り飲料や
150円のペットボトル入り飲料をそれぞれ10円引き上げる方向で検討する。清涼飲料の値上げは、消費税率引き上げを受けた
1998年以来11年ぶり。他の食品と異なり、清涼飲料はシェア争いの激しさから各社とも価格を据え置いてきた。他の大手飲料も
追随する見通し。

 缶コーヒーの「ボス」、機能性飲料の「DAKARA」など主に自販機で販売する一部商品から値上げを検討する。ただミネラルウオーターは
新工場の稼働で生産効率が上がっているため、現行価格を据え置く。

 パン、即席めんなどの食品では値上げ後に販売量が落ち込む例が目立っている。サントリーは値上げによる販売減少を抑えるため、
缶コーヒーの需要期である冬場は避け、清涼飲料の需要期に入る前の来春に値上げに踏み切ることにした。

 飲料各社は原材料の高騰に対応してペットボトルの樹脂を薄くしたり、物流体制を見直したりして効率化を進めてきた。だがこの
2年で砂糖、香料などの原料や、缶や段ボールなどの資材価格が一斉に上昇。サントリーの場合、2009年度に100億円規模の
コスト増が予想され、自前のコスト削減では賄いきれないと判断した。

 パン、めん、乳製品、食用油など食品の値上げが相次いでいるが、清涼飲料だけは果汁飲料を除いて値上げと無縁だった。
この背景には、最大手でプライスリーダーであるコカ・コーラグループが値上げを見送ってきたことが影響している。

 ただボトラー(瓶詰め会社)各社の収益はコスト増で圧迫されており、サントリーが値上げに動くことで、各社とも値上げに向けた
本格検討に入る見通しだ。
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日経朝刊より。