脱北者:日本の国会で本紙制作ドキュメンタリー試写会
本紙が制作した脱北者問題に関するドキュメンタリー特集『天国の国境を越える』の試写会が、1日午前11時、
東京・永田町の衆議院第2議員会館で行われた。
「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会(三浦小太郎代表)」が主催したこの日の国会での試写会には、
中川正春(民主党)、中山泰秀(自民党)両衆議院議員と福山哲郎参議院議員(民主党)のほか、
北朝鮮の人権問題に関する団体の関係者など約40人が出席した。また、日本に入国した脱北者3人も出席した。
この日上映されたのは、4回シリーズ(1回50分)のドキュメンタリーのうち、中国から脱出する場面を編集した45分間の
ビデオの日本語版。上映中、脱北者のイ・ヨンファさんが中国に残された母親と別れるシーンでは、観覧席のあちこちから
すすり泣く声が聞こえた。また、中国から山道を抜け川を上り、ラオスを経てタイへ入国した場面では拍手がわいた。
一方、豆満江で撮影された人身売買の場面では嘆く声があちこちで聞こえた。
試写会に先立ち、「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」の三浦代表は「朝鮮日報の脱北者ドキュメンタリーは、
脱北者の現実を知ることができる、驚くべき作品だ」と紹介した。
試写会の後、中川議員は「(衆議院の解散・総選挙で)国会の顔触れが変わる年末に、国会内で大規模な試写会を開きたい」
と述べた。また、脱北者を支援するトゥリハナ宣教会のチョン・ギウォン牧師は「脱北者の人権問題は今や、世界の人々の
関心事になった」と語った。
http://www.chosunonline.com/article/20081002000015