中山「重要ポスト渡せよ麻生。町村派が首班指名で小沢と書いてもいいのか」
8 :
五十代(宮崎県):
日経記事
二十四日朝、麻生首相の人事構想を伝え聞いた町村派内は大騒ぎになった。
リストに所属議員が一切見あたらなかったからだ。
「どうなってるんだ。首相指名選挙で町村派が小沢一郎と書いてもいいのか」。
首相指名を目前に控えた二十四日午後の衆院本会議場。町村派事務総長の
中山成彬氏は、官房長官に内定していた河村建夫氏に近づき、激しく抗議した。
町村派は当選六回議員二人の初入閣を最優先に求めてきた。しかし、衆院
本会議後に中山氏に電話をかけてきた麻生氏は「それは(町村派の)安倍政権や
福田政権で入閣させておくべきだった」と一蹴。中山氏には行革担当相のポストを
提示した。
絶句した中山氏は同僚議員に不満をぶちまけた。「ウチは私も妻も息子も
大蔵省(現・財務省)の公務員一家だ。行革相なんてできるわけないだろ」。
町村派幹部が一斉に巻き返しに動き、結局中山氏のポストは国土交通相に
差し替えられた。同派から二人目として塩谷立氏の入閣も決まったが、
同派幹部は怒りを隠さなかった。「こういう仕打ちを受けるなら、町村派は反主流だな」