【9月24日 AFP】ミャンマーの軍事政権は24日、刑務所に収監されていた9000人以上を釈放した。少なくとも7人の
政治犯も含まれている。ミャンマーの民主化指導者アウン・サン・スー・チー(Aung San Suu Kyi)さん率いる国民
民主連盟(National League for Democracy、NLD)が24日、明らかにした。
NLDのニャン・ウィン(Nyan Win)広報担当は、約20年にわたり、ヤンゴン北部にある悪名高いインセイン(Insein)
刑務所に収監されていた著名ジャーナリストで、中心的な反体制活動家、ウィン・ティン(Win Tin)氏(79)をはじめ
党員7人の釈放を確認した。同氏の釈放は世界の民主化運動家から歓迎された。
国営メディアは23日、刑務所に収監されている9002人を対象に恩赦を行い、2010年に実施が予定されている総
選挙に参加できるよう釈放すると伝えていた。
複数の人権団体がミャンマーでは約2000人の政治犯が収監されていると推定している。ニャン・ウィン氏は、
NLDは今週、軍政に対しスー・チー氏の解放も要求すると表明した。
ミャンマー軍政は、2010年に複数政党による総選挙を実施すると言明しているが、選挙は単に軍政の権力を
強化かつ正当化するだけだとの批判もある。(c)AFP
http://www.afpbb.com/article/politics/2520862/3369897 依頼所259
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