「認知症を患う高齢者に対し、安楽死という選択肢を与えるべき」―英国では著名な思想家、
メアリー・ワーノック氏(ワーノック男爵夫人)のこのような発言が大きな波紋を呼んでいる。
ワーノック氏は、こうした高齢者は医療サービスに負担をかけており、本人が死という選択肢を考慮している場合、
「そう考えることは決して間違っていない」と明言しているという。英紙デーリー・メールが伝えた。
英政府と密接な関係があり、影響力の大きい専門家による安楽死の合法化に関する発言、ましてや高齢者の死を
後押しするような発言が公になったのは今回が初めて。またワーノック氏は記事の中で、「認知症の患者は家族や
周囲の人々の生活をむしばみ、国営保健サービス(NHS)の資金を無駄にしている」とも述べている。
つづく
http://www.web-tab.jp/article/4375