米マイクロソフトの新CM「I'm a PC」に、インド出身で“スピリチュアルリーダー”として名高
いディーパック・チョプラ氏が出演している―この新CMは、Windowsブランドを「やぼったく
て退屈」と、あたかもステレオタイプ化するかのような米アップルのCMキャンペーン「Get a
Mac(Macを始めようの意)」に対抗したものだという。米地方紙シアトルタイムズが伝えた。
60秒の新CMは米国で現地時間18日に放映開始。テレビだけでなくインターネットなどでも、
重点的に放映される予定になっている。新CMにはビル・ゲイツ会長を含むマイクロソフト関係
者、著名人、一般人などがさまざまな設定で登場し、「I'm a PC(わたしはPCの意)」と宣言
しているという。
新CMの中で、チョプラ氏は「I am a PC and I am a human being. Not a human doing.
Not a human thinking. A human being(“わたしはPC、そして人間です。行動するだけ、
あるいは考えるだけの人間ではありません。ここに存在する人間なのです”の意)」と唱えてい
る。
「Windows: Live without Walls(壁のない世界への意)」というスローガンで締めくくられる新CMは、
マイクロソフトが3億ドル(約320億円)を費やして展開している、全面的な広告キャ
ンペーンの一環として放映されている。
マイクロソフトのオンラインサービス&Windowsビジネス部門を担当するビル・ベクティ上級副社長は、「“プライド”と題された新CMは、 Windowsが“やぼったくなく、退屈でもな
い”包括的なブランドであることを強調しています」と語る。「Windowsをステレオタイプ化す
ることはできません。多様性と個性を重視し、選択肢も豊富に取りそろえていますからね」。
http://www.web-tab.jp/article/4363