19日前場寄り付きの香港株式市場でハンセン指数は急反発して始まった。
通常取引開始前の「プレオープニング」で上げ幅は 1245ポイント(約7%)に達し、
通常取引開始後も1000ポイントを超える上げ幅が続いている。公益株を除きほぼ全面高。
前日の大引け後に中国政府が中国株の支援策を発表したことを受け、中国本土系銘柄が急伸。
米政府による不良債権処理機関の設立検討報道で世界的な金融危機の拡大懸念が後退し、
HSBCなど英系や香港系の銀行株にも買いが膨らんでいる。
前日の大引け後に中国政府が発表した中国株式相場の支援策には、
中国国有投資会社による国有商業銀行大手3行の株式買い増しが盛り込まれた。
このため、買い増しの対象となった中国建設銀行は一時15%上昇。中国工商銀行や中国銀行も大幅高となっている。
19日前場の上海株の急反発を受け、中国系保険株の上昇も目立つ。
一方、業績が景気動向に左右されにくいとされる中電控股など公益株は下げている。
http://markets.nikkei.co.jp/kaigai/summary.aspx?site=MARKET&genre=d4&id=ASS0IHK01%2019092008