どこまでも腐りきった大分県教育委員会 教員採用試験で校長のご子息に100点かさ上げ

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1 五十代(埼玉県)

校長の子に100点かさ上げ 富松審議監、08年度指示

 大分県教育委員会の昇任人事をめぐり、収賄の疑いで逮捕された県教委ナンバー2の教
育審議監、富松哲博容疑者(60)が、08年度の教員採用試験で合格させるよう強く指示し、
得点が100点前後かさ上げされたとされる受験者2人の親が教育関係者であることが県警
の調べでわかった。うち1人は現職の小学校長という。県教委が校長・教頭を対象に行った
アンケートでは、こうした事実は浮かんでいなかった。

 県警の調べでは、富松審議監は07年にあった08年度採用試験で、得点改ざんの実行役
とされる元県教委義務教育課参事、江藤勝由被告(52)=収賄罪で公判中=に約20人の
合格を指示したとされる。江藤元参事は、このうち2人について富松審議監に「何とか合格さ
せてほしい」と強く指示され、それぞれ大幅に加点して合格させたとされる。小学校長の子は
100点以上かさ上げしたという。

 県警は富松審議監が作った「口利きリスト」を押収。その中に小学校長の名前が記載され
ているという。

 県教委は7〜8月、県内の全小中学校、高校の校長・教頭1067人を対象に教員採用試験
での働きかけなどについてアンケートをしたが、今回の事案についての申告はなかった。

 県教委によると、08年度試験は計1千点満点で、合格ラインは約620点だった。小学校
14人、中学校6人、養護教諭1人の計21人が不正合格だったとされ、採用取り消し処分の
対象となった。一方、1人の得点を大幅にかさ上げした分を、本来なら合格していた2人から
減点する操作が行われたため、不正のあおりで不合格となった人は22人とされている。

http://www.asahi.com/national/update/0918/SEB200809180006.html