北朝鮮が長距離ミサイル実験 韓国紙報道
【ソウル=山口真典】韓国紙、朝鮮日報は16日付で、北朝鮮が今年に入り、
北西部の中朝国境に近い平安北道鉄山郡の東倉里(トンチャンリ)に建設中の新たなミサイル発射場で
「テポドン2号」か、その改良型と推定される長距離弾道ミサイルのエンジン燃焼実験を実施したと報じた。
韓国政府消息筋の話として伝えたもので、米国の偵察衛星が確認したという。事実ならば北朝鮮が長距離ミサイル開発を継続していることを示す。
同筋は「新発射場は数年前から段階的に工事が進み、既に稼働している」との認識を示した。
韓国国防省報道官は16日の記者会見で「確認も否定もしない」と述べた。
実験はロケットエンジンを水平に置いて点火し性能を把握するもので、ミサイル開発に必須な過程とされる。
北朝鮮は2006年7月に北東部の咸鏡北道花台郡の舞水端里(ムスダンリ)でテポドン2号を含むミサイルを発射した。
(12:46)
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20080916AT2M1602U16092008.html