川で船沈没。2人重体
【パリ=国末憲人】パリ中心部のセーヌ川で13日午後9時50分(日本時間午前4時50分)ごろ、小型遊覧船が沈没した、
との通報が港湾管理当局にあった。救助隊が現地に向かい、乗っていた12人を助けたが、このうち2人が重体。大型遊覧船と
衝突した可能性が出ている。
現場はノートルダム寺院の裏手で、左岸とシテ島を結ぶアルシュベーシェ橋の下。現地に入ったビュスロー運輸担当相に
よると、重体となっているのは男性(45)と子ども(6)で、沈んだ船の中に取り残されて救出が遅れたという。
地元報道によると、小型遊覧船は個人所有で、全員がフランス人とみられる。橋の橋脚にぶつかったとの見方と、大型遊覧
船と衝突したとの見方がある。
セーヌ川は、大型遊覧船や個人所有の船、貨物船などが多数行き来し、夜景を見るクルーズも多い。日本人観光客も多く利用する。
http://www.asahi.com/international/update/0914/TKY200809140051.html