盗聴器を仕掛けた糞教育委員会職員「特定の男女数名の日常会話に興味があった」

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1 漁師(大阪府)

大阪市中央区の大阪府教育委員会事務局の高等学校課で11日夜、職員の机の上に仕掛けられていた盗聴器が見つかった。
府教委が内部調査していたところ、12日夕、同課の40代男性の指導主事が府教委幹部に「自分が仕掛けた」と自ら申し出た。
同日夜記者会見した府教委によると、男性職員は「特定の男女数名の日常会話に興味があった」と話しているという。
大阪府警は、この職員を電波法違反などの容疑で調べる方針。

府教委によると、盗聴器はコンセントに接続するタップ型で、府庁別館5階の同課生徒指導グループの机が接する卓上に仕掛けられていた。
11日夜、盗聴問題を取材していた民放テレビ番組の取材班が、同課の部屋から発信される異常電波をつかみ、タップを分解したところ集音装置が見つかったという。
府教委によると、盗聴器の設置を認めた男性職員は、同課生活指導グループとは別のグループに所属。
6月上旬、盗聴器を通信販売で約2万5千円で購入し、同月中旬に設置。
自席でイヤホンをつけて、8月上旬までに1回数分程度、約20回にわたり盗聴していたという。
同月半ば、受信機を自宅に持ち帰ったが、「発信器を取り外すチャンスがなく、そのままにしていた」と説明しているという。

この盗聴器は比較的古いタイプで、半径7〜8メートルの範囲の音声を拾い、約100メートル先まで電波を飛ばすことができるという。
府教委によると、男性職員は「まじめな性格で信頼も厚かった」といい、今後、職員間のトラブルがあったかどうか調べるという。

同グループは府立高校の生徒指導上の問題について校長や保護者らからの相談を受けるが、
この男性職員から相談内容が漏れた形跡はないという。

http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200809120081.html