関東大震災85周年追念式 「小日本人による韓国人大虐殺を風化させてはいけない」

このエントリーをはてなブックマークに追加
1 ママ(東京都)

 関東大震災から85周年の9月1日、東京、神奈川、千葉、埼玉など、関東地区の民団は、
同大震災の混乱時に日本軍隊・警察と自警団によって虐殺された6000人以上といわれる
同胞の冥福を祈る慰霊祭を今年も各地で開き、真相の究明を求めるとともに、二度とそのような
悲劇を繰りかえさせないとの決意を新たにした。

 東京・南麻布の韓国中央会館で営まれた第85周年関東大震災殉難同胞追念式には、
民団中央本部の鄭進団長、金廣昇議長ら幹部、婦人会中央本部の余玉善会長、
民団東京本部、婦人会、青年会の幹部をはじめ約150人が参列した。

 東京本部の金秀吉副団長は経過報告で「関東大震災の悲劇は、天災であると同時に
人災でもあった。韓国人は虐殺にあっても国がないため抗議はもちろん、調査要求も
できなかった」と指摘、「震災後85年、戦後63年の今日も、(日本政府は)犠牲者に対
する補償責任を果たさぬばかりか、事実の隠蔽を図り、歴史的犯罪を消し去ろうとし
ている」と批判した。

 加えて「われわれの生活権拡充運動や地方参政権獲得運動などは、そのような
悲劇が繰り返されないよう、真の善隣友好への懸け橋をつくるものでもあることを
銘心したい」と強調した。

 鄭進中央団長による代表献花の後、李時香東京本部団長は追念辞で「われわれも
85年という歳月により歴史的認識が希薄化している」と警鐘を鳴らし、「われわれには、
二度とあのような蛮行が起きないようにすべき使命がある」と力説した。

 李団長は、さらに「この地に子々孫々が安心かつ平和に暮らしていけるよう、同胞の
権益擁護とあわせて居住地域における共生共栄社会の構築へ、同胞が団結して尽力
する」ことを改めて表明した。

 参列者は、金賢中総領事を先頭に、白菊で飾られた祭壇に次々と献花し、同胞犠牲者
の冥福を祈った。大震災が起きた午前11時58分を期して全員が起立して黙祷を捧げた。
http://mindan.org/shinbun/news_bk_view.php?page=1&subpage=3076&corner=2