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トマトが病気に強くなるよ
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<トマト>病気に強いの作れるかも 「黄化葉巻病」を解明
世界の主産地で被害が発生している「トマト黄化葉巻(おうかはまき)病」の発症の仕組みを、
日米の研究チームが分子レベルで解明した。
病気になったトマトは処分するしか拡大を防ぐ方法がなかったが、初めて発症を防ぐ可能性が出てきた。
この病気はウイルス感染が原因。葉が黄色くなり、しわが入ってスプーンのように曲がり、収穫量が激減する。
96年に愛知など3県で見つかり、被害が拡大している。海外では地中海沿岸、米国南部、中国などに広がる。
植物は一般に、細胞内のたんぱく質「AS1」と「AS2」が結合することで、正常に葉を作る。
研究チームは、ウイルスに感染すると細胞内で増えるたんぱく質「ベータC1」に注目。
これを作る遺伝子を、シロイヌナズナの細胞に入れると、病気を起こした。
ベータC1がAS2の代わりにAS1に結合するために、正常な葉が形成されないという。
町田泰則・名古屋大教授は「長年苦しめられてきた病気に強いトマトを開発する道が開かれた」と話す。
2日付の米分子生物学誌(電子版)に発表した。
http://news.www.infoseek.co.jp/top/story/05mainichiF0905m156/