「目が見えない、見えにくいってどういうこと?」。盲導犬の訓練やアイマスクを
着けて歩いて視覚障害者の日常生活を親子で理解してもらう催しが30日、
日本盲導犬協会神奈川訓練センター(横浜市)で開かれ、34家族が参加した。
参加者はアイマスクをして、盲導犬と歩く時の姿勢やひもの持ち方を指導され
ながら歩いたり、ペアになって「あと2段だよ」と声を掛け合いながら階段を下りた。
東京都の斉藤あすみさん(11)は「盲導犬が速くてびっくりした。私も弱視だけど
将来盲導犬訓練士になりたいな」。母親の京子さん(43)は「街で目の不自由な
人を見かけたら助けてあげたい」と笑顔で話した。
同協会によると、全国の視覚障害者約30万人のうち約8000人が盲導犬の
利用を希望。しかし日本には約1000頭しかおらず、育成費も9割以上を一般
市民の募金や寄付で支えているのが現状という。
http://www.chunichi.co.jp/s/chuspo/article/2008083001000620.html