【どこの国でしょう】職員の逮捕者が年12人 今年は消防署員が準強姦

大阪市職員の逮捕者、年１２人　今年は消防署員が準強姦

　大阪市は２５日、未成年の女性に酒を飲ませて暴行したとして準強姦（ごうかん）罪で
起訴された市消防局員を懲戒免職処分にした、と発表した。
市は、市政改革の柱にコンプライアンス（法令順守）を掲げるが、
今年度の性犯罪による懲戒免職は２人目。０７年度は１２人の逮捕者を出しており処分が相次いでいる。

　懲戒免職になったのは市消防局東淀川消防署の消防司令補中野学被告（４４）。
同局によると、中野被告は６月１日午後、大阪府吹田市の自宅で知人の１０代の女子大生に入眠剤入りの酒を飲ませ、
抵抗できない状態にして乱暴したとして、７月に起訴された。
消防局では５月にも消防士（２４）が女性の体を触り、顔をける事件を起こし、６月に懲戒免職となった。

　市総務局によると、０７年度に処分された１２人は痴漢や下半身露出、
児童買春などのわいせつ行為で逮捕された。０５年度の５人、０６年度の３人から急増している。
０７年度は１２人中３人が懲戒免職、９人が停職３カ月から減給だった。
相次ぐ不祥事を重く見た市総務局は７月末に罰則を強化。
痴漢やストーカー行為の場合は処分を減給とせず、停職、免職だけとした。

　同局は「法令順守は当然で、女性への人権意識の欠落はもってのほかだ。
市へのダメージも大きい」と話す。今後、セクシュアルハラスメントや人事管理の研修を検討するという。

http://www.asahi.com/politics/update/0826/OSK200808260011.html