自転車の人気が高まっている。従来、自転車愛好家といえば、スポーツとして楽しむケースが大半だったが、
ここ一、二年は、旅行や散策などを楽しむケースが圧倒的に多く、ファッションへの関心も高い。
高級自転車の売り上げは増え、雑誌も特集を多く組む。業界関係者は人気の背景を「健康志向やガソリン高、
環境への関心も影響している」と分析している。
昨年秋ごろから、複数の男性ライフスタイル誌が自転車を特集し、横浜市中区の有隣堂本店の雑誌担当者は、
自転車ブームを実感した。「生活の中で自転車を楽しむ」というテーマでグルメやファッションも紹介する
季刊の自転車専門誌は、売り上げが右肩上がり。主に三十、四十代の男性が購入する。同店は三月、
自転車関連の雑誌を集めるフェアを開催した。
同区の高級自転車専門店「グリーンサイクルステーション」には、国内外の高級自転車が並ぶ。
いずれもレース用ではないが、ギアなどの機能を備えるスポーツ自転車。全国の自転車店の平均販売台数は
年間約二百台だが、同店では十五万円前後の自転車が一カ月に約百台売れる。四年前から同種の自転車を
扱い始めた全国でも草分け的存在の同店。売り上げは常に前年実績を超えてきた。
http://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryxiiiaug0808564/