本当は何歳?IOC調査開始か 女子体操「金」の中国選手
北京五輪の体操女子段違い平行棒で金メダルを獲得した中国の何可欣選手が
出場資格を満たす年齢に達していたかどうかについて、国際五輪委員会(IOC)が
調査を開始する方針であることが分かった。米MSNBCテレビ(電子版)などが21日、
英紙タイムズの記事を引用する形で伝えた。
タイムズなどによると、ニューヨークのコンピューター専門家が中国のインターネット
検索エンジンを使って何選手が現在14歳であることを示す中国政府の公式記録
にたどり着いたという。同紙は中国にとって「打ち勝つことのできない証拠」としている。
女子体操は小柄な体形が有利とされており、極端な低年齢化を防ぐため国際体操
連盟は競技開催年の年末までに16歳に達しない選手の五輪参加を認めていない。
タイムズ紙の報道が事実なら何選手はメダルを剥奪(はくだつ)される可能性がある。
何選手ら中国の体操女子選手の年齢詐称疑惑は五輪開始前から米メディアを中心に
報じられており、中国当局は旅券のコピーなどを示して何選手の生年月日は
「1992年1月1日」と否定に躍起になっていた。
しかし、国営新華社通信は昨年11月、何選手の年齢を13歳と表記した記事を掲載。
同記事はAP通信がこれを指摘した直後にウェブサイトから消去されていた。
http://sankei.jp.msn.com/sports/other/080822/oth0808221130011-n2.htm http://sankei.jp.msn.com/photos/sports/other/080822/oth0808221130011-p1.jpg