学校侵入の元教諭が無罪主張 東京地裁
2008.8.14 11:24
性的興味から児童の写真を撮影するため小学校に侵入したとして、建造物侵入の罪に問われた元小学校教諭、渡辺敏郎被告(35)の初公判が14日、東京地裁(神田大助裁判官)で開かれた。
渡辺被告は「学校に入ったことは認めるが、性的嗜好(しこう)を満たすという目的はなかった」と主張。
弁護側も「学校が立ち入り禁止になっているとは知らなかった。建造物侵入は成立しない」として無罪を主張した。
渡辺被告は昨年7月、インターネットのホームページに交通事故死した子供の写真を無断で掲載したなどとして、
著作権法違反と児童買春・ポルノ禁止法違反の罪で、懲役2年6月、保護観察付き執行猶予5年の有罪判決を受けていた。
渡辺被告は6月1日、運動会が開催されていた世田谷区代沢の区立小学校に無断で侵入。デジタルカメラで複数の児童を撮影していたところ、学校職員に取り押さえられた。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/080814/trl0808141121000-n1.htm