海底清掃:韓国漁船の漁具続々 日本側EEZ
日韓漁業協定区域の日本側EEZ(排他的経済水域)側海底を清掃していた底引き網漁船5隻が9日、
香美町香住区の香住漁港西港に帰港した。回収したごみには、カニやカレイなどが絡まった刺し網や、
白バイ貝が入ったかごなど、韓国漁船が海底に設置した漁具が今年も大量に引き揚げられた。
全国底曳き網漁業連合会が日韓財団の委託を受けて実施。但馬の底引き網漁船計55隻が6月3日〜
8月11日の間、交代で清掃作業に従事している。今月2日、香住漁港から出港し、この日帰港した
5隻の各漁船の甲板や漁槽には、バイ貝が入ったかご、刺し網、ロープが山積みに。
山口県見島沖の水深180〜350メートルの海底などの清掃に当たった同漁協所属の底引き網漁船
「共進丸」(95トン、10人)の福本吉彦船長(47)は「毎年のことだがなかなかルールを守ってくれない」
と嘆いた。同連合会の副会長を務める吉岡修一・但馬漁協組合長は「いつまでたっても同じで言葉に
ならない。国民にこの現状を知ってもらいたい」と怒りを爆発させていた。
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20080810ddlk28040286000c.html