大分教員汚職、PCデータ復元するも解雇対象者の特定困難

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1 夏奈爾(京都府)

大分県の教員採用汚職事件で、県警が、改ざんされたとされる2007、08年度
採用試験のパソコンデータをほぼ復元したが、県教委が内規に反して裏付けとなる
答案用紙を廃棄していたため、改ざん前の得点を確認できない事態となっている。

県教委は、改ざんによって合格した教員を解雇する方針を決めているが、
不正合格者の特定は困難だ。

県教委によると、元県教委義務教育課参事・江藤勝由被告(52)(収賄罪で起訴)が
特定の受験者の点数を改ざんしたとされる両年度試験の答案用紙や
面接結果の記録は、文書管理規定で10年間の保存を義務づけていたが、
保管場所が狭いことなどを理由に共に試験実施翌年の3月末で廃棄されていた。

県警は、県教委に提供した内容と同様のデータを江藤被告のパソコンからコピーし、
大部分を復元。両年度の合格者計82人中約40人が点数をかさ上げされて
合格圏内に入っていた疑いが浮上し、江藤被告も改ざんの事実を認めた。

ttp://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080805-OYT1T00659.htm?from=navr