糞便のにおいの充ちた土間で、両手を縛られ、一年中全裸で過ごす女性がいます。
女性の名は孫桂芝。黒竜江省に生まれました。彼女は、いまから15年前、21歳のときに2000元という値段で、
当時50歳の男性、馬学義に売られたのです。
http://blog17.fc2.com/c/chiquita/file/80722a.jpg 7月15日、読者からの通報をうけた助D坊新聞の記者は、山東省の安丘市石埠子鎮孟家旺村へと向かいました。
それらしき家に到着すると、裏では14歳になるという馬学義の息子が、椀にもられた昼飯を夢中でかき込んで
いました。屋根の低い粗末な小屋をのぞくと、全裸の女性が枠のみの窓から外をながめています。今年65歳の
馬学義が取材に応じました。
15年前に馬学義は人買いから女性を買いました。馬によると女性は彼のれっきとした妻だといいます。
女性を買って暫くたってから、おなじ石埠子鎮の孝仁泉村にて結婚の登記もしたそうです。そのとき届け
出た女性の名は程玉蘭。もちろん偽名です。
馬学義は、彼女を手に入れるとまずは全裸にし、両手をナイロンの紐でしばってその先に数十キロの
重石を括りつけました。縛ったのは馬にいわせると、彼女がものを壊すため。また全裸にむいたのは
大小便をさせるのに便利なため。
冬でも丸裸で過ごす彼女は、小屋に一頭だけいる羊に体を寄せて暖をとるのだそうです。それでも
あまりの寒さから昏倒したことがあり、そのときには隣近所の村人が彼女のために火をおこして
やったこともあったそうです。
(略)
彼女は字が読めました。村人の話によると、連れてこられたばかりの頃は若く美しく、精神も正常
だったといいます。しかし取材のなかでみた彼女はすでに目に光がありません。その白い手と足は
蚊にくわれた跡で埋め尽くされています。馬は「こいつは蚊にくわれることなんぞ気にしとらんよ」と笑います。
両親と孫大軍という兄が1人いたという彼女。村人によると、その兄がいつの頃か、ごく近くまで妹を
探しにきたこともあったそうです。しかし兄は、この馬の土間にはたどりつくことなく、孟家旺村を後にしました。
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