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101 美年達(東京都)
スレタイ:
「蟹工船」ブームは小泉の存在と資本主義が原因のようです

【東京新聞社説】「蟹工船」ブーム、大きな原因は「小泉改革」の規制緩和と市場原理主義の暴走
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2008072002000122.html

「貧困」という言葉が二十一世紀のいまになって、頻繁に目につくようになりました。
政治は国民の生活を守る責務がある。あらためて思い起こすべきときです。
「あれから八十年近く。いまさらどうしたことか」
小説「蟹(かに)工船」が再びブームと聞いて、作者の小林多喜二は草葉の陰で驚いているでしょう。
不安定な雇用関係、屈辱的な取り扱い、働いても食えない若者らが、昭和初期に発表されたプロレタリア文学の
傑作をわが事と受けとっているようです。
厳冬のオホーツク海。カニを捕り缶詰に加工する船での出稼ぎ労働者の過酷な日々。我慢も限界を超え
ストライキを断行するが…。
「安全網」にも穴が
派遣労働者、パート、アルバイトなど、昨年の非正規雇用者は全雇用者の35・5%と過去最高
生活保護世帯はこの十年で五割増え百万の大台に乗りました。
大きな原因は、「小泉改革」で急速に進んだ規制緩和です。
一九九〇年代のバブル崩壊後、企業は業績回復のために人件費削減に重点を置きます。これに呼応した政府は
法律を改定し、結果として低賃金、いつでもクビを切れる派遣労働を可能にしました。
やがて、所得格差拡大という副作用を引き起こし、いま若者を含む「貧困」層の増加となって立ち現れています。
同時に「小さな政府」志向は、雇用、社会保険、公的扶助の三層のセーフティーネット(安全網)に大きな穴
をあけました。生活保護を拒否されて餓死などのニュースには言葉を失います。
「自己責任」ではなく、政治・経済の仕組みの犠牲でしょう。
なぜこんなことに。九一年の東西冷戦終結が大きな転機です。

以下略