ソニー中鉢社長「液晶テレビはサムスンにシャープを加えた3社連携の体制を強化していくわ」
ソニーの中鉢良治社長=写真=は読売新聞のインタビューに応じ、次世代の薄型テレビと言われる
有機ELテレビについて、27インチ以上の大型化を目指し、液晶テレビはサムスンにシャープを加えた
3社連携の体制を強化する方針を明らかにした。
一問一答は次の通り。
――すでに有機ELテレビは11インチを発売しているが、次のモデルは。
「商品参考展示として、27インチを見せているが、それ以上の大きさがターゲットになる。
技術的にできていないわけではないので、量産化とコスト低下に焦点を当てて開発している」
――液晶テレビについての今後の戦略は。
「韓国サムスン社との合弁で1000万台まで販売台数を上げてきた。今後は、シャープを加えて
3社でのやりくりになる。(中大型液晶パネルの基になるガラスを作る)第8世代まではサムスンで、
シャープは(より大型向けの)第10世代で、それぞれのサイズの強みを生かしていく」
――1・8兆円規模の投資戦略は。
「半分は(デジタルカメラ用半導体やバッテリーなどの)デバイスだ。
さらに、コニカミノルタとやった(一眼レフのデジカメのような)要素技術は、買うことができるものはいとわない」
http://www.yomiuri.co.jp/net/news/20080708nt02.htm