1 :
イレーザ(埼玉県):
作家デビューから10年を迎えた平野啓一郎氏が連続殺人事件を扱う長編『決壊』(新潮社)
を発表した。ネット社会の危うさやコミュニケーションの新たなパラダイムをあぶり出し、
現代における罪と罰の問題をも射程に入れた力作だ。
ネットが事件の発端となる。山口県に住む会社員がブログ日記に胸の内を記し、それを
発見した妻が偽名で書き込みを始める。一方、同級生の裸の写真をネット上にばらまいた
鳥取の少年は報復を受けて不登校となり、「孤独な殺人者の夢想」という自分のブログに
書き込みを続ける。「悪魔」と名乗る男が二人を結びつけ、少年と共に会社員を京都で
殺害……。人間の多面性や認識のズレ、悪意を、ネットが劇的に増幅する。
平野氏は「ネットには悪も便利さもあり、複雑化している。身の回りでは言いにくい
ことを自分にはね返ってこない場所で発言できるようになったのは大きな変化。
検索機能が遠くの人の内面までも結びつけるようになった。あらゆる情報に貫かれ、
どこで足をすくわれるかわからない時代。悪を考える上でネットという環境を使った」と語る。
やがて犯行声明と共にバラバラ遺体が広域で発見され事件は爆弾テロへと連鎖する。
「対人間から国家間まで暴力の問題を摘発したいとの思いがあり、その究極として
殺人を考えた」という。「暴力と認識されていないものまで正確に描きたかった。
『お前は何者か』を問うことも暴力だと思う。人間に対する理解は多様なはずなのに、
社会はひと言の発言で人格を特定しようとする」「人間の耐える力には限界があり、
ギリギリまで頑張って壊れるのが『決壊』。耐えていたものが、事件によって
壊れ出すさまを追求した」 (以下略)
http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY200807050065.html
小説なんて馬鹿が読むものだし
3 :
ツマンネ(島根県):2008/07/05(土) 13:21:42.33 ID:+GpO9L770
日蝕しか知らんけど、ほかに何か書いてたのかこいつ
4 :
ヤコン(秋田県):2008/07/05(土) 13:22:16.63 ID:n597KVg/0
読む気になれないストーリーだな、こりゃ。
ガッシボカのほうが受ける
5 :
ヴィグリ(愛知県):2008/07/05(土) 13:22:43.84 ID:YwYp78ui0
テレヴィ(笑)
ナル入ってて読む気失せた
ナル作家
ぐっさんの相方か
9 :
アーオリニ・ヘッコム(新潟県):2008/07/05(土) 13:23:37.01 ID:N4wrgyDj0
日蝕は、1/3で挫折した
今も無意味に小難しそうなエセっぽい文体なのこの人?
11 :
ムッシュ ロイ・キロ(久留米):2008/07/05(土) 13:23:49.01 ID:Jdl+0GAF0
↓かわゆすなぁ
12 :
ティアンム(横浜):2008/07/05(土) 13:24:46.05 ID:ZXVxd8m7O BE:1542165179-2BP(556)
日蝕は読後死にたくなる
あの中身のなさとどうしようもなさは異常
ビッチすなぁ
14 :
ヒッシ・ダナー(長屋):2008/07/05(土) 13:25:16.52 ID:JACGeUBL0
直木賞っていまいち印象薄い
15 :
ハワド(讃岐):2008/07/05(土) 13:25:44.58 ID:Vlbtq2T20
芥川賞じゃなかった?
ブックオフで済ませるレベル
17 :
ウッディ・マルデン(巣鴨):2008/07/05(土) 13:25:52.50 ID:sB7/ewLy0
継続的に出してるし結構稼いでんじゃないの?
芥川賞作家だろ
直木賞とってたっけ?
20 :
ナガレワ・ロス(ネブラスカ州):2008/07/05(土) 13:26:15.68 ID:XWFSajSsO BE:383738047-PLT(14890)
なーんか絶望の世界みたいな話だな
21 :
コビー(長屋):2008/07/05(土) 13:28:00.11 ID:+s9m6Z170
直木賞=漫画
芥川賞=お経
平野は芥川賞
22 :
トエト(埼玉県):2008/07/05(土) 13:28:30.41 ID:ApHelOHs0
23 :
ヴ王(巣鴨):2008/07/05(土) 13:30:05.29 ID:2tqNBCl30
24 :
ナッパ(巣鴨):2008/07/05(土) 13:31:51.34 ID:z/kV2dGR0
芥川賞取って三島由紀夫の再来とか騒がれた人でしょ
25 :
ラディッツ(大阪府):2008/07/05(土) 13:32:28.87 ID:Qy26e0fb0
さんかっけー
直木賞は作品それ自体よりも、実績を積み重ねた「人に対する賞」だから
基本的に新人に対しては与えられない。平野は芥川賞。
27 :
アーゲンナー(大阪府):2008/07/05(土) 13:33:24.13 ID:jUlQK0VS0
芥川賞直木賞って、本来は新人発掘のための賞なんだろ?
京極とかにやる意味ってあんの?
日蝕だけ読んだな
なにも思い出せないけど
29 :
詳 細(長屋):2008/07/05(土) 13:33:58.99 ID:7l4qATRw0
芥川賞ってろくでもないな
30 :
ナッパ(巣鴨):2008/07/05(土) 13:34:57.30 ID:z/kV2dGR0
蹴りたい蛇って面白いの?
31 :
ミスター・サタン:2008/07/05(土) 13:36:48.54 ID:6H7c7BYK0
ニュース番組に出たとき実況民にボコボコに叩かれてました
32 :
粘菌(愛知県):2008/07/05(土) 13:36:50.49 ID:nynLBG4m0
33 :
オーレ・モレモ(コネチカット州):2008/07/05(土) 13:38:13.86 ID:py45LFF/O
背中にピアスおもすれー
日蝕は読んだ
すべて理解できなかった
35 :
ブラ(長屋):2008/07/05(土) 13:38:52.60 ID:6gHEkx4N0
直木といえば亜弓
36 :
アーオリニ・ヘッコム(新潟県):2008/07/05(土) 13:39:16.56 ID:N4wrgyDj0
芥川賞って、最近は読者に迎合して完全におかしくなっちゃったよね
平野くらいから変わり始めたんだろうか
直木賞はまだしも純文畑で文章だけで
食えている人はどれくらいいるんだろうな。
39 :
粘菌(愛知県):2008/07/05(土) 13:44:26.97 ID:nynLBG4m0
>>36 平野の前年は柳美里、辻仁成だぞw
この人普通に頭はいいと思うけど
小説はイマイチだった。
芥川受賞作ってホントつまらんよ
41 :
キン・モー(京都府):2008/07/05(土) 13:46:59.65 ID:VlfvVslL0
芥川賞黄金時代
第22回(1949年下半期) - 井上靖 「闘牛」
第25回(1951年上半期) - 安部公房 「壁 S・カルマ氏の犯罪」
第26回(1951年下半期) - 堀田善衛 「広場の孤独」「漢奸」他
第28回(1952年下半期) - 五味康祐 「喪神」、松本清張 「或る『小倉日記』伝」
第29回(1953年上半期) - 安岡章太郎 「悪い仲間・陰気な愉しみ」
第31回(1954年上半期) - 吉行淳之介 「驟雨」他
第32回(1954年下半期) - 小島信夫 「アメリカン・スクール」、庄野潤三 「プールサイド小景」
第33回(1955年上半期) - 遠藤周作「白い人」
第34回(1955年下半期) - 石原慎太郎 「太陽の季節」
第38回(1957年下半期) - 開高健 「裸の王様」
第39回(1958年上半期) - 大江健三郎 「飼育」
第43回(1960年上半期) - 北杜夫 「夜と霧の隅で」
第44回(1960年下半期) - 三浦哲郎 「忍ぶ川」
第46回(1961年下半期) - 宇能鴻一郎 「鯨神」
第49回(1963年上半期) - 河野多惠子 「蟹」
第50回(1963年下半期) - 田辺聖子 「感傷旅行 センチメンタル・ジャーニィ」
42 :
ティアンム(富山県):2008/07/05(土) 13:48:23.70 ID:c0RGY8io0
山口県に住む会社員がブログ日記に胸の内を記し、それを
発見した妻が偽名で書き込みを始める。
山口県ってろくな奴がいねーな・・・・・・
43 :
ニンキーニ・シット(長屋):2008/07/05(土) 13:50:25.61 ID:aElaQdzU0
44 :
マニ族僧正(ネブラスカ州):2008/07/05(土) 14:06:36.43 ID:zBF12OIJP
> 第46回(1961年下半期) - 宇能鴻一郎 「鯨神」
純文書いてた頃の宇能は読んでみたい
45 :
ハワド(讃岐):2008/07/05(土) 14:15:12.78 ID:Vlbtq2T20
46 :
ピカちゃん(神奈川県):2008/07/05(土) 14:25:03.73 ID:IKGFbyOR0
誰か日蝕を翻訳しろよ
読んでらんない
74 人中、58人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
作者のルックスと同じ, 2004/1/4
By プリンス・プリンス - レビューをすべて見る
騙された。私はてっきり、正字正仮名で著されたものだと思い込んでいた。
ただ徒に難しい漢字が乱用されているだけである。文体自体は現代仮名遣いであり、
バランスが悪い。著者は中世ヨーロッパや幻想文学に詳しいのであろう。
好んでその手の話を盛り込んでいるが、はっきり言って無意味な場合が多く、
しかもくどい。詰め込みすぎである。「澁澤龍彦好きの田舎の文学青年が、
勘違いして同人誌に投稿した作品」程度の出来である。
内容の陳腐さを難解な語彙と中世ヨーロッパ的意匠とで糊塗した姑息な作品といえる。
ルックスの悪さを茶髪とピアスとブランド物のスーツで誤魔化している著者自身と重なり合う。皮肉である。
日蝕のアマゾンレビュー
酷い言われようだなw
48 :
マニ族僧正(ネブラスカ州):2008/07/05(土) 14:29:31.40 ID:zBF12OIJP
>>45 そうか
かつての芥川賞作家読むとたまに拾い物があるんだが
電波入る前の東峰夫とかさ
原僚先生 早く書いてください
50 :
フムラウ(宮城県):2008/07/05(土) 15:10:29.62 ID:VQWek3lW0
京極の衒学趣味も別に嫌いじゃないんだけど、コイツの文体の不快感はどっから来るんだろう・・・
51 :
ネーヨ(京都府):2008/07/05(土) 15:13:40.06 ID:ewDAFGeu0
チョソ顔キモス
52 :
牛魔王(石川県):2008/07/05(土) 15:21:36.05 ID:1qyIiJFm0
まあ今の時代は純文学一本で食っていくのは難しいから
けっこう頑張ってる方じゃないの
石田衣良みたいにスウィーツ(笑)に受ける路線に流れないで行ってほしい
まあ、金稼ぐ気なら漫画かラノベやるだろうし、売れない事を自分で選んだんだろ
どうせすぐラノベ・エロゲ・ケータイ小説・綿矢スレになる。
つーか、なんで日本の”文学”屋さんは暗い話が大好きなんだろう?
なんか村上龍がもう書いてそうな話
オモロそうだな。
58 :
ゴップ(巣鴨):2008/07/05(土) 16:35:53.31 ID:aOaQmtvy0
>>36 芥川賞に駄作はつきもの
名瀬か?
欲しいといわないやつには呉れない慣習があることと
選考委員に作家とはいえない茶坊主レベルのおっさんが
よく紛れ込むあたりが原因かなぁ
59 :
ハンツキー・ロムッテロ(青森県):2008/07/05(土) 17:05:16.69 ID:gm7jxr8q0
中島敦が好きだったから期待してたんだけど、日蝕は中身がイマイチだった・・・
60 :
スレッガー・ロウ(茨城県):2008/07/05(土) 17:11:24.72 ID:o51M8uxu0
でも、もしも面白い小説が売ってたとしても今はもう誰も買わないと思うね
もうタレント本とブログ本しか売れないんじゃないか?
61 :
ウパ(巣鴨):2008/07/05(土) 17:13:36.87 ID:mM2O9pyG0
62 :
ピカちゃん(高知県):2008/07/05(土) 17:14:49.22 ID:Q1QUG1cO0
芥川賞だのに
63 :
アテナ(香川県):2008/07/05(土) 17:15:43.68 ID:nIueLeGt0
景山民夫なんかも「賞クレ」つって必死だったな。
>>55 ケータイショーセツなんかも話自体は暗いだろ。
リアリティのなさや文章の奇天烈さで薄まってるけど。
アニメやゲームの"ヲタが高く評価するシナリオ"も暗いし。
殺してナンボの世界だからなアレ。
64 :
ツ・レタ(コネチカット州):2008/07/05(土) 17:15:50.35 ID:wj2S6E/+O
ついこないだ、平野は春香っていうけっこう有名なモデルと結婚したけど、
帝国ホテルでやった披露宴には、横尾忠則、瀬戸内寂聴、島田雅彦みたいな、
三島由紀夫とゆかりのあるビッグネームが勢揃いしてたぞ。
とりあえず、すでに三島がらみの人脈は押さえてあるみたいだな。
俺は平野の作風はあまり好きではないからもてはやすつもりはないが、
嫁さんの春香って女の顔を見たら、またお前らみたいな社会の底辺2ちゃんねらが
発狂しそうで面白そうだなw
65 :
ヒソクサリ(巣鴨):2008/07/05(土) 17:24:12.36 ID:sz5pRyCK0
漢字の勉強になるね
何の役にも立たないけど
66 :
カミコ ウリン(巣鴨):2008/07/05(土) 17:25:14.51 ID:XR5G4yUv0
啓一郎タン結婚おめでとう
俺の大嫌いな私小説の悪習をぶっこわしてくりゃれ
三島の再来とかいわれてるが、三島は美しいハリボテみたいな気がするから、
あんまり好きじゃないから、三島を越えてくれ。
ワーグナーが好きでもいいから、あんな氏に方だけはしないでくれよな
67 :
カル(愛知県):2008/07/05(土) 17:25:41.93 ID:O1XQh4gT0
スレタイからしてアウト
さっさと舞城に直木賞やれよ
はいはい鏡の影鏡の影
71 :
チクク(埼玉県):2008/07/05(土) 20:04:58.87 ID:2D1gyJlO0
文体が難解なだけで中身がないという狂気だった
辞書広げながら読破した俺の時間を返せ!
72 :
ラディッツ(久留米):2008/07/05(土) 20:10:48.26 ID:qdUC9vT80
>>1 こいつはデビュー作からしてもうだめ
だって両性具有がどうたらこうたらってあふぉかと
売れたのは難しい日本語で小説を書き上げた物珍しさから
73 :
ウーロン(福岡県):2008/07/05(土) 20:16:24.18 ID:8uLXR6fv0
>>37 W村上ぐらい。
しかし、日本の場合「講演会」の需要があるので、純文学畑でもある程度知名度があれば、食べていけないわけではない。
74 :
粘菌(巣鴨):2008/07/05(土) 20:30:19.47 ID:fpYKGWon0
芥川賞直木賞は、昔は旬の作家が審査員をしてたから
それなりに時代に合った面白い作品が受賞していたけど
今は頭の固い権威主義者の古株が選んでるから、受賞作は大抵面白くない
実質今の時代の最高権威のある賞ってなんだろ
純文学は知らんが、ミステリーなら江戸川乱歩賞とかこのミスとかになるんだろうか
パクリの件でイメージ悪いからもう伸びないだろねこの人
76 :
ゴップ(巣鴨):2008/07/05(土) 20:49:20.67 ID:aOaQmtvy0
舞城・平野って両方とも饒舌だよなぁ
舞城は投槍でやってるから滅多に当たらんからいいんだが
平野は生煮えのところがあってキモい
だから饒舌体も擬古文もサマになってない
だから後味にのこるのは衒学テイストだけ
三島はフニャ摩羅だったがヒッキーではなかった
もっと書き散らせばチトは世界が広がると思うのだが無理かのう
77 :
ウーロン(福岡県):2008/07/05(土) 20:53:41.28 ID:8uLXR6fv0
>>74 新人中堅対象の純文学対象の賞のなかでは、芥川賞より野間文学新人賞のほうが業界内の評価が高いと聞いた。
ミステリの場合は、賞を取るよりも売れることのほうがはるかに大事。ガンガン売って下さい。
78 :
スレッガー・ロウ(愛知県):2008/07/05(土) 20:55:41.59 ID:3VIb3pBu0
年1回にしろよ
アタマはいいんだろうけど
机に座ってチマチマ書いてるのが透けて見えるんだよね
風通し悪いなあ、というか
それをもっと極めれば面白くもなるんだろうけど
なんかイマイチ
80 :
ウーロン(福岡県):2008/07/05(土) 20:59:11.27 ID:8uLXR6fv0
>>79 失われたときをもとめての作者みたいなこと、いまどきできますか?
81 :
カル(青森県):2008/07/05(土) 20:59:23.65 ID:3dIO7eVw0
『葬送』は良かった。
82 :
ダレソレ(久留米):2008/07/05(土) 21:03:58.62 ID:yK8+3vLp0
一月物語が何故だか好きだ。何故だ。
83 :
管蟲(長屋):2008/07/05(土) 21:05:10.72 ID:iW4zRn0j0
84 :
アーオリニ・ヘッコム(久留米):
日本って世界でもっとも純文学が売れる国なんだよね。
フランスじゃあ、1万部も売れたら大ベストセラー。
アメリカはレイモンド・カーヴァーのような大御所ですら、
大学の先生やらないと食えないぐらいに売れてなかった。
まあ、物好きな国民性ってことだよな。
ちなみに「日蝕」は日夏のパクリなんで、よろしく。