スズキは27日、新たに建設した相良工場(牧之原市)で
小型乗用車「SX4」を今年度累計で9万台生産する計画を明らかにした。
7月にも稼働する。当初は月3000台生産し、早期に月1万5000台まで引き上げる。
浜松市のホテルで同日開いた株主総会で、水口忠一専務役員が株主の質問に答えた。
相良工場は輸出用小型車を中心に生産する新しい自動車組み立て工場。
稼働当初の従業員は840人だが、年産26万台のフル稼働状態時には1540人に増やす計画も示した。
新工場への投資額は約680億円。建屋面積は11万5000平方メートル。
能力いっぱいで生産している湖西工場(湖西市)から生産を順次移管して、主に輸出にあてる。
輸出は今年1―5月の累計で前年同期比5%増の17万6000台と堅調。
相良の稼働で湖西工場に余力が生まれ、軽自動車の生産を増やすとみられる。
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20080627c3b2704n27.html