【冷蔵庫に入れやすい】スイカにまで型にはまった生活を強いる醜い人間
◎隅まで甘い、四角いスイカ 石川県砂丘地農業試験場
石川県農業総合研究センター砂丘地農業試験場(かほく市)は二十四日までに、
四角い形で果肉のどこを食べても甘いスイカの栽培に成功した。五月末から四角い
木製コルセットに果実を入れ、肥大化を抑制した状態で育てた。同試験場は、自然の
状態でも果肉全体が甘いスイカができるよう研究を進める。
通常のスイカは、皮付近の果肉の糖度が中心より低く、甘みも薄くなる。同試験場
では産地間競争力を高めるため、三年前から果肉全体が甘いスイカの研究を続けている。
今回の取り組みでは本来、体積が約一万立方センチメートルまで育つスイカの
肥大化を、コルセットに入れることにより約八千立方センチメートルに抑え、甘さも
均一にできた。同試験場によると、肥大化を抑制したことで果肉に養分を送る維管束
の消失が遅れ、十分に養分が供給されたと見られる。
研究成果は七月十五日に大阪市で開かれる日本砂丘学会全国大会で発表する。
四角く、果肉のどこを食べても甘いスイカ=石川県農業総合研究センター砂丘地農業試験場
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