【日本です】放射性物質を歯ブラシなどにまいて女性を被爆させた教授に懲役3年

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1 フラウ・ボゥ(四国地方)

宮崎大学医学部で放射性物質を研究室にまいて女性職員を被ばくさせたとされた元助教に、
宮崎地方裁判所は「研究者が放射性物質を悪用した犯罪は社会に大きな影響を与え、
刑事責任は重大」として、執行猶予の付いた懲役3年の判決を言い渡しました。

判決を受けたのは、宮崎大学医学部の元助教、新原琢也被告(35)です。
新原元助教は、去年8月、大学の研究施設から放射性物質の「ヨウ素125」を盗み出し、
水で薄めて別の建物にあった研究室の女性職員のいすや机・歯ブラシなどにまいて
被ばくさせたとして、窃盗と放射線障害防止法違反の罪に問われています。

17日の判決で、宮崎地方裁判所の篠原淳一裁判官は「同僚だった女性職員との人間関係が
悪くなったことから犯行に至った。
研究者が放射性物質を悪用したもので、その危険性や事件の特異性は大きな社会的影響を与え、
刑事責任は重大だ」としたうえで「反省をし、大学を懲戒解雇され社会的制裁も受けている」として、
新原元助教に、懲役3年、執行猶予4年を言い渡しました。

http://www.nhk.or.jp/news/t10015303401000.html