放射性物質含む羅針盤流通 届け出必要、文科省が注意
文部科学省は13日、放射線障害防止法の規制量を超え、所持や販売に際して届け出が必要な量の放射性同位元素トリチウムを使った
米国製のコンパス(羅針盤)が、国内で流通していることが分かったと発表した。
文科省は同日までに、この商品を取り扱っていることが分かった埼玉、神奈川、静岡各県などの国内7社に対し、同法に基づく届け出をす
るか、製造元に返却するよう注意喚起した。購入した人にも、届け出るか販売業者に返品するよう求めている。
コンパスは縦約5・5センチ、横約7・5センチ。文字盤や針の夜光塗料にトリチウムが使われ、放射能量は制限値の1ギガベクレルを超える
約4・4ギガベクレルだった。放射線は外部には漏れず、健康や環境に影響はないという。
http://www.chugoku-np.co.jp/NewsPack/CN2008061301000838_Science.html