大きな房になあれ 菟原小児童らが特産のブドウづくり体験
福知山市三和町菟原中、菟原小学校(山口正裕校長)の3、4年生11人が12日、
同町大身で地域特産のブドウづくりの作業を体験した。
菟原小では、中学年の総合学習の時間に、食物や仕事の大切さを学ぼうと、3年前から
栽培農家の西村さん(71)の協力を得て、ブドウ園の一部を借りて栽培や収穫体験をしている。
児童たちは、西村さんから1年を通した世話の仕方、大身のブドウづくりが30年になることなどの話を
聞いたあと、この日の作業のジベレリン処理を教わった。
「ジベレリン処理は2度必要で、種なしにする1度目は5月下旬に終えました。きょうは、
房の成長を促すための2度目の大事な作業です」と西村さんから説明を受け、
カップに入れた溶液に房全体を浸していく処理を、みんなで交互に体験した。
4年生の嘉寺君は「体験は3年生のときもしたけど、ジベレリン処理は初めてで、
おいしいブドウづくりのやり方が分かり、とても勉強になった」と話していた。
児童らは今後、房の大きさをそろえるための間引き、袋かけなどの体験もし、9月の収穫に備える。
http://www.ryoutan.co.jp/news/2008/06/13/003728.html http://www.ryoutan.co.jp/news/2008/06/0613budou.jpg