再来に備え1万人防災訓練 宮城県沖地震30年で
28人が亡くなった1978年の宮城県沖地震から丸30年がたった12日、県や仙台市は再来が予想される
次の地震に備え、各地の小学校などで防災訓練をした。宮城県沖地震は平均37年間隔で繰り返し、近い将来の
発生が確実視されているだけに、約250の関係団体や約1万人が参加する大規模な取り組みとなった。
仙台市は地震の規模をマグニチュード(M)8・0、最大震度6強と想定した。同市若林区の大和小では
児童が校庭に避難し、ペットボトルを使った給水や消火器を使った訓練をするほか、災害伝言ダイヤルを利用。
県は公共交通機関が不通になったとして、村井嘉浩知事や防災担当者約230人が自宅から徒歩などで県庁に。
自転車を約10キロこいで登庁した村井知事は「今日起こってもおかしくないという気持ちで臨む」と地震対策
への意気込みを述べた。
(6/12 09:51)
神戸新聞
http://www.kobe-np.co.jp/knews/0001130627.shtml