【拉致問題】 安倍ちゃん 「山拓の経済制裁見直し論は、百害あって一利なし」
安倍氏「経済制裁見直し論 百害あって一利なし」 2008.6.12 19:24
安倍晋三前首相は12日、都内のホテルで講演し、日本と北朝鮮の公式協議に関連し、「拉致被害者
を帰さない以上、北朝鮮はテロ支援国家だ。米国がテロ支援国家リストから北朝鮮を外せば、日米同盟
の信頼感にも影響が出る可能性がある」と述べ、米政府はテロ支援国家指定を解除すべきではないと
強調した。
安倍氏は北朝鮮の思惑について「米国の次期大統領の方が今よりも甘い政策になるかもしれないと考
えているかもしれない。ブッシュ政権の末期に、テロ支援国家のリストからの除外という妥協を引き出せる
と期待もしている」と指摘。その上で、「米国にとっても米朝関係よりも日米同盟が大切なのは明らかだ。
日本の世論を盛り上げ、米国に正しい判断をしてもらうことが大切だ」と語った。
自民党の山崎拓元副総裁らが中心となり超党派の「日朝国交正常化推進議員連盟」を結成するなど、
北朝鮮への融和姿勢が広がりつつあることについては、「政府が北朝鮮と相当の交渉をしなければいけ
ないときに、有力者も含め多くの議員が政府よりも甘いことを言うのでは交渉にならない。経済制裁はそ
ろそろ考え直した方がいいという意見は、百害あって一利なしだ」と厳しく批難した。
さらに「北朝鮮は拉致問題は対南(韓国)工作の一環として拉致をしていた。日本の国権の侵害であり、
安全保障上の問題だ。ここは一切妥協できない」と述べ、あくまで拉致事件の解決を国交正常化に優先
すべきだとの考えを示した。
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/080612/stt0806121924005-n1.htm 超党派の日朝友好区議連が総会 対話を通じ関係の進展を
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2008/05/0805j0611-00001.htm