あの通り魔事件で「犯人ではありません」無罪を主張
川崎市で昨年4月、女性会社員(41)が刺されて重傷を負った通り魔事件で、殺人未遂罪に
問われた無職、鈴木洋一被告(27)の公判が9日、横浜地裁川崎支部(加登屋健治裁判長)で
あり、検察側は「力の弱い女性を背後から刺し殺そうとした犯行は極めて卑劣」として懲役15
年を求刑した。
鈴木被告は「犯人ではありません」とあらためて無罪を主張し結審。判決は7月14日に言い
渡される。
検察側は論告で「被害者は犯人の顔を目撃し、鈴木被告が犯人だと話した。被告は犯行を認め
ず、今後も同種犯行に及ぶ可能性は高い」と指摘。弁護側は最終意見陳述で「被害者の供述は変
遷しており信用できない」と反論した。
論告によると、鈴木被告は昨年4月5日夜、川崎市宮前区の路上で女性の背中を刃物で刺し、
重傷を負わせた。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/080609/trl0806091729005-n1.htm