〇△□スレ立て依頼所〇△□

中日が楽天振り切る　山本昌の197勝目スルリ

【中６―３楽】中日は４回に３点を先行。６回に追いつかれたが、その裏に井上、英智の連続適時打
などで３点を勝ち越して振り切った。先発の山本昌は５回１／３を２失点。２番手の吉見が７勝目を
挙げ、岩瀬が１９セーブ目。楽天の連勝は３で止まった。

４２歳の山本昌の１９７勝目は目前で逃げ、２３歳年下の楽天・田中との投げ合いは痛み分けに終
わった。

　５回まで３安打無失点で、勝ち投手の権利を手にした。だが６回、１死から渡辺直に左前打され、
続く高須の打席で二盗を許した。外角を狙ったスクリューボールがやや中に入り、高須の打球は
前進守備の中堅英智の頭上を越える二塁打となり、渡辺直が生還した。

　１点を失ったところで早くも落合監督は救援に吉見を送った。先発から中継ぎに回り、もっとも信
頼されている吉見だったが、四死球で二死満塁とされ、代打憲史に同点の２点適時打を浴びた。

　山本昌は５月７日の今季初勝利から３連勝したが、その後は２連敗。勝負どころで制球が甘くなり、
このまま２勝した後は勝てなかった昨季と同じ道をたどるかと思われた。だが、この日は昨年５月
以来となる中４日での先発マウンドでも「いけるところまで全力でいこう」という、連勝中の投球を取
り戻していた。

　確実に１勝を挙げさせてやりたいという、ベンチの親心が裏目に出た格好となった。「チームが勝
ってくれればそれでいい」。山本昌は厳しい表情でグラウンドを見つめ続けた。

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