東京都江東区潮見2丁目のマンションで4月、会社員の女性が不明になった事件で、
マンションそばの下水道で発見された骨はこの女性のものであることが警視庁の調べでわかった。
DNAの型が一致した。二つ隣の部屋の派遣会社員星島貴徳容疑者(33)は「遺体を切断し、
トイレに流すなどした」と供述しており、同庁は裏付けをさらに進め、今後、殺人や死体遺棄
容疑で調べる。
女性はマンション9階の東城瑠理香さん(23)。深川署捜査本部は5月25日、女性の部屋に
押し入ったとして住居侵入容疑で星島容疑者を逮捕。同月28日、マンションの北
約100メートルの路上になるマンホールの下の下水道から、遺体の一部とみられるものを
発見した。捜査本部は司法解剖するとともに、DNA鑑定を実施。その結果、肋骨(ろっこつ)の
一部とわかり、女性のDNAと一致したという。遺体の一部とともに、女性のカードを裁断したと
みられるプラスチック片も見つかっている。
星島容疑者は、切断した遺体の一部をごみとして捨てたとも供述している。このため捜査
本部は、ごみの処理過程についても詳しく調べ、遺体の発見を急いでいる。
http://www.asahi.com/national/update/0602/TKY200806020097.html