バナナ死亡のお知らせ
19世紀後半、西洋に もたらされたGros Michel種のバナナは、1960年を待たず、土壌菌によるバ ナナの病気の一種、
パナマ病によってあっと言う間に壊滅してしまった。 当時パナマ病を引き起こしていた真菌に耐性のあるバナナとして、
ChiquitaやDoleといった大手バナナ栽培会社がどうにかこうにか探し出し たのがCavendish種だったのである。
ところが、最近になってフザリウ ム属の菌によるパナマ病が蔓延し始めた。20年前、マレーシアで発生した とされるこのタイプのパナマ病は、
従来ゆっくりと発生地域を拡大してき たが、最近では急速に広がりつつある。
この新パナマ病にはCavendish種 も耐性が無く、療法もない。バナナの専門家によれば、
まだ新パナマ病が 及んでいないラテンアメリカのバナナ農園にも、病気が上陸するのはもは や時間の問題だと言う。
さらにまずいことに、この病気はCavendish種以 外の種、例えばアフリカバナナの類にも広がる恐れがある。
アフリカバナナは、多くの人々の主要な栄養源となっているのだ…
http://slashdot.jp/science/08/06/02/2356215.shtml The Scientist : Banana: R.I.P.
http://www.the-scientist.com/news/display/54710/