効果ない節電器でレンタル料金詐取 3容疑者逮捕
「消費電力を2割くらい節約できる」とうそを言い、効果のない節電器をパチンコ店に取り付け、レンタル料名目で小切手や現金をだまし取ったとして、
上田、伊那、松本など県内7署の共同捜査本部と県警捜査2課は22日、詐欺、偽計業務妨害、器物損壊の疑いで、
韓国籍で大阪市の自称会社員国本詠吉こと李栄吉(59)ら3容疑者を逮捕した。
(中略)
調べによると、3人は共謀。昨年8月、松本市の遊技場経営会社で同社役員に「月々節約できた料金の半分を支払ってもらえればいい」と持ちかけ、
同9月、同社経営の伊那市のパチンコ店内に「省電器」と称し、まったく節電効果のない金属の箱を設置。同12月に同社と月20万円でレンタル契約を結び、
10−12月の3カ月分、計60万円を詐取した疑い。
また、計量される電力量を減らし節電効果があるように思わせるため、同店の使用電力量の計器を収めたボックス内の端子などを正常な計量ができないよう細工し、
ボックスを管理する中部電力の業務を妨害した疑い。
上田署によると、「省電器」は金属の箱にコードを付けただけで、装置らしい装置は付いていない。店には「店内の電源なら、
どこにコードを差し込んでも節電できる」と説明していたという。
昨年12月中旬ごろ、中電から、上田市内のパチンコ店、スロット店など数店の計器ボックスに細工がされているとの被害届があった。
中電長野支店によると、これまで県内で同様の被害届を9件出している。いずれも多量の電力を消費する遊技施設などで、
通常の営業をしているのに使用電力量が大幅に減っていたという。
ttp://www.shinmai.co.jp/news/20070623/KT070622FTI090026000022.htm >韓国籍で大阪市の自称会社員国本詠吉こと李栄吉(59)