ヒトラーも絶賛 『日本のカミカゼに触発』 ナチスドイツ・エルベ特別攻撃隊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2008052502000108.html ナチス・ドイツが第二次世界大戦末期に実施した連合軍爆撃機への体当たり攻撃が
旧日本海軍の神風特別攻撃隊に触発されて立案されていたことが明らかになった。
ドイツの「エルベ特別攻撃隊」元指揮官が本紙に明らかにした。日本の「カミカゼ」が
欧州の若者たちをも駆り立てていた歴史が浮かび上がった。
(ベルリン支局・三浦耕喜)
元指揮官は独西部デュッセルドルフ在住のハヨ・ヘルマン元空軍大佐(95)。同氏は戦闘機による連合軍
爆撃機への体当たり攻撃を立案。衝突と同時にパラシュートで脱出することで生還の可能性を残していたが
「自己犠牲攻撃」として志願者を募り、一九四五年四月七日に実行した。
立案の経緯について、ヘルマン氏は「日本のカミカゼの報を受け、劇的な戦法を試みようと考えた」と証言。
四四年十月のレイテ沖海戦から日本軍が投入した神風特別攻撃隊に触発された、と語った。
「大島浩駐独大使(当時)を招いて戦法について質問した」と、日本側に説明を求めたことも明らかにした。
自殺を命じるのに等しい作戦にナチス・ドイツの総統ヒトラーは難色を示したとされ、ヒトラーに次ぐ
ナチスの実力者だったゲーリング空軍総司令官も反対した。しかし、燃料も戦闘機も不足する中では
やむを得ない戦法だと説得したという。効果への疑問から、作戦は一度で終わっている。
●戦果は疑問、時間稼ぎ狙う
エルベ特別攻撃隊の元指揮官、ハヨ・ヘルマン元空軍大佐との一問一答は以下の通り。
−爆撃機への体当たり攻撃を立案したきっかけは。
日本のカミカゼの報を聞き、最後の手段として劇的な戦法を試みようと考えた。ドイツでもそれ以前に
その場の判断で敵機に体当たりし、撃墜した例もあった。私は当時の大島浩駐独大使をデーベリッツ
(ベルリン西郊)の司令部に招き、カミカゼ戦法について尋ねた。
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