「これ以上の金額で(入札を)お願いします」…談合計画、役所にFAXしちゃった 宮崎の10業者摘発

このエントリーをはてなブックマークに追加
1 久世稔彦(京都府)

談合計画、役所にFAXしちゃった 宮崎の10業者摘発
2008年05月23日13時03分

 宮崎県日南市発注の用紙印刷の指名競争入札を巡り、落札業者などを事前に談合で決めていたとして、県警は22日、入札に参加予定だった
10業者を競売入札妨害の疑いで宮崎地検に書類送検した。落札額などが書かれた紙を1業者が誤って市役所にファクス送信したことから発覚。
市の告発で県警が捜査していた。

 調べでは、10業者は昨年11月6日に予定されていた固定資産税納付書など約50種の用紙印刷(総額600万円分)の指名競争入札で、
公正な入札を妨害し、不正な利益を得る目的で談合した疑い。

 前日の5日午後、同市教委のファクスに、落札業者や落札額のほか、「これ以上の金額で(入札を)お願いします」などの注意も記された
A4判の紙1枚が届き、市は「談合の疑いが濃い」として入札を中止。10業者から事情を聴き、ファクス送りした業者以外は否定したため、
市が日南署に告発していた。

朝日新聞社
http://www.asahi.com/national/update/0523/SEB200805230009.html