警察官に取り押さえられ会社員が死亡した事件で母親の損害賠償請求棄却 結審後に母親死亡

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1 国宝憲吉(東京都)

警察官制圧死で請求棄却 母親の主張認めず、仙台
2008.5.20 14:20

 仙台市で平成15年、酒のトラブルをめぐり仙台東署員3人に路上で
押さえ付けられた会社員、千葉真司さん=当時(31)=が死亡した問題で、母親が
宮城県と3人に約7800万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、仙台地裁は20日、
請求を棄却した。

 潮見直之裁判長は「制圧行為は必要最小限度で、許容範囲内」とした上で
「押さえ付けた時間は一時的で、死亡はアルコールの影響の可能性も否定できない」と
指摘。「制圧行為で窒息して死亡したと認めるのは困難」と結論付けた。

 訴えによると、千葉さんは15年2月、仙台市宮城野区の路上で、けんかの仲裁に
入った仙台東署員3人に酔って暴れたとして組み伏せられ、搬送先の病院で
急性循環不全のため死亡した。

 千葉さんの母親は結審後に死亡した。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/080520/trl0805201420003-n1.htm