長野での聖火リレーでトーチ1本紛失
長野市で4月26日に行われた北京五輪聖火リレーで、ランナーが使ったトーチ1本が
紛失していることが13日、分かった。走り終えた公募ランナーがトーチを持ってバスに
向かう途中、誰かに「トーチ」と声を掛けられ、関係者と勘違いしトーチを手渡したという。
市の実行委員会によると、トーチはランナーに専用ケースとともに贈られることに
なっていた。紛失したランナーには10本用意された予備の中から1本が贈られた。
市実行委は「市は被害者ではなく、実害もない」として、被害届は出さないという。
市実行委は「誰がどのような目的で持って行ったのかは分からないが、
ランナーにとっては値段の付けられないほど大切なもの。実際に手に持って
走ったものが渡せずに残念」と話した。
トーチはアルミニウム合金製で長さ72センチ、重さ約1キロ。赤色を基調とし、中国で
縁起のいい「祥雲」というデザインが施されていた。
http://beijing2008.nikkansports.com/news/f-sp-tp0-20080513-359359.html