■□■スレ立て依頼所■□■

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8 汰一くんの母(88才)
イタリア人オタク10人 日本人にいいように使われて捨てられる 「夢とプライドは傷ついた」

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008051190154239.html

 7日に経営破たんした名古屋港イタリア村(名古屋市港区)。レストランで開業当初から
「本場の料理を」と腕をふるってきたが、解雇された。

 10代そこそこでナポリの料理店に入り、10年修業。マンガ好きが高じて、働きながら
大学で日本語を学んだ。3年余り前に来日して仕事を探していた時、友人から開業間近の
村を紹介された。

 「日本人に本場のピザやパスタの素晴らしさを知ってもらいたい」。味へのこだわり、自信も
あった。張り切って働き始めた村は当初、大勢の客であふれ返った。母国からスカウトされて
来た仲間も20人ほど。村で働く日本人女性と結婚する幸せもつかんだ。

 だが、一見華やかな職場の実態に、違和感を覚える日が次第に多くなった。
 レストランの総料理長は日本人で、どういうわけか専門はフランス料理。「日本人の舌に合う
味付けに変えろ」と指示され、カレーライスやスペイン料理のパエリアもつくらされるようになった。

 特に万博閉幕で客が激減した2006年以降、雰囲気は大きく変わった。ブラジルのサンバパ
レードや中国の雑伎団のイベントまで開かれ、客寄せのため「何でもあり」の経営方針が見て
取れた。「もっと本当のイタリアらしくしようと上司に要望したが無視され、命令されるだけだった」。
夢とプライドは傷ついた。

 支えは、道端で見ず知らずの人々にもらう「頑張って」の温かいひと言だ。「日本って本当は
こうだよね。胸がいっぱいになる」
 いつか再建された村で母国の誇りを紹介したい。以前にも増してそう願っている。