米軍が約20年かけて開発したベルとボーイング共同開発のチルトローター機V22オスプレイ。
初めて実戦配備されたイラクでの活躍ぶりに、米海兵隊は満足感を示している。
同機は、ヘリコプターの様に垂直方向への離着陸ができ、かつ飛行機同様に
飛行することも可能だ。
イラクに配備されたV22オスプレイ部隊の隊長、Paul Rock中佐は2日、国防総省での
記者会見で、その性能を称賛した。中佐によると、同機はイラク・アンバル州アサド空軍基地に
配備されており、2007年9月から08年4月の7か月間で、2500回の輸送・避難任務を
果たしたという。
同機の開発が始まったのは1981年だが、予算オーバーや革新的技術に対する安全性の
懸念などから開発が遅れ、2000年に発生した2度の飛行中の事故で兵士20人以上が
死亡したことからさらに懸念が高まった。
同機の定員は24人で、価格は7000万ドル(約72億6000万円)。現在、59機が配備され、
うち30機はイラクで海兵隊が使用している。
強襲揚陸艦イオー・ジマで飛行テストを行うV-22
http://news23.jeez.jp/img/imgnews32796.jpg http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2388592/2894473